ポテトチップスが大好きな方は多いですが、「油が体に悪い」と気になっていませんか?
本記事では、ポテトチップスに含まれる油の種類や危険性、健康への悪影響5つを解説します。
日常的に食べている方、健康志向でお菓子の見直しを検討している方に向けて、具体的にどんなリスクがあるのか、そしてどう対策すればよいかを丁寧にご紹介します。
ポテトチップスが体に悪いとされる理由とは?
まず結論からお伝えします。
ポテトチップスは、使われている「油」によって健康リスクを高める可能性があります。
その理由は、主に以下の5つです。
- 酸化した油による細胞の老化
- トランス脂肪酸の摂取
- カロリー過多による肥満リスク
- アクリルアミドなどの有害物質の発生
- 栄養バランスの乱れ
これらの問題が積み重なることで、体に悪影響を与えるリスクが高くなります。
それぞれの要素について、詳しく見ていきましょう。
酸化した油が細胞を老化させる
ポテトチップスに使用される油は、製造段階で高温加熱されます。
この加熱処理により油は酸化しやすくなり、酸化した油を体に取り込むことで、細胞がダメージを受けることがわかっています。
細胞が酸化すると、老化が進みやすくなり、肌荒れやシワなどの原因になります。
特にスーパーやコンビニで売られているポテトチップスは、賞味期限が長く設定されているため、開封時点ですでに酸化が進んでいることもあります。
トランス脂肪酸が含まれることも
トランス脂肪酸は、人工的に作られた脂肪で、動脈硬化や心疾患のリスクを高めるとされています。
一部のポテトチップスでは、保存性を高めるためにトランス脂肪酸を含むショートニングやマーガリンを使用している場合があります。
厚生労働省や世界保健機関(WHO)も、トランス脂肪酸の摂取を極力控えるよう呼びかけています。
高カロリーで肥満の原因に
ポテトチップスは、100gあたり500kcal前後と非常に高カロリーです。
小袋でも200〜300kcal、大袋では600kcalを超えるものも珍しくありません。
食べ過ぎれば当然、エネルギー摂取過多となり、肥満や内臓脂肪の増加につながります。
しかも満腹感が得られにくく、つい「もう1枚」と食べ進めてしまうのも特徴です。
アクリルアミドなどの発がん物質が生成される
ポテトチップスは、じゃがいもを高温で揚げることで製造されます。
この過程で、「アクリルアミド」と呼ばれる発がん性の可能性が指摘されている物質が生成される。
アクリルアミドは、でんぷんを含む食品を120度以上で加熱した際に発生。
日本食品安全委員会も、アクリルアミドの摂取を減らす工夫が必要としています。
栄養バランスが極端に偏る
ポテトチップスは、炭水化物と脂質が大半を占める食品です。
一方で、ビタミン・ミネラル・食物繊維などの重要な栄養素がほとんど含まれていません。
そのため、おやつとして頻繁に食べていると、栄養バランスが崩れやすくなり、肌荒れ・便秘・免疫低下などが起こりやすくなります。
健康志向の方におすすめの代替スナック
どうしても「ポテトチップスがやめられない」という方も多いと思います。
そのような方には、以下のようなヘルシーな代替スナックがおすすめです。
- ノンフライ製法のポテトチップス
- 玄米チップス
- 野菜チップス(油不使用)
- ナッツ類(無塩・素焼き)
- 高たんぱくスナック(ソイチップスなど)
最近では、健康志向に対応したスナック菓子も多く発売されています。
おすすめの健康スナック
ここでは、油や添加物が少なく安心して楽しめるスナックを紹介します。
なつめ チップス 種無し ノンフライ 砂糖不使用 無農薬 無添加

野菜チップス 無添加 お菓子

Amazonでは他にもたくさんの種類がありますので参考にしてください。
ポテトチップスと上手に付き合うための3つのコツ
健康リスクがあるといっても、絶対に食べてはいけないわけではありません。
以下のポイントを意識すれば、リスクを軽減できます。
- 食べる頻度を週1回程度にする
- 食べる量を1袋の半分までに抑える
- 食物繊維やビタミンが多い食材と一緒に摂る
たとえば、サラダと一緒に食べることで、血糖値の急上昇を抑える効果が期待できます。
まとめ:油が多いポテトチップスは注意が必要
ポテトチップスは美味しい反面、以下のようなリスクがあることを忘れてはいけません。
- 酸化油による細胞ダメージ
- トランス脂肪酸の摂取リスク
- カロリー過多で太りやすい
- アクリルアミドの生成
- 栄養バランスの偏り
ただし、完全にやめるのではなく頻度や量をコントロールすることで、上手に付き合うことも可能です。
健康を意識しながら、賢くおやつタイムを楽しみましょう。